さまざまな困難に遭遇したとき、人は原理原則に立ち戻ることで正解に近づくことができます。または、先人の言葉を参考にすることで事態を打開できることがあります。そこで私がこれまで先輩に教わり、あるいは体験したり、書籍から学んだことをお伝えさせていただきたいと思います。
其の1
スピードアップして仕事をする
競争の時代、スピードアップは大きな課題です。「先手の攻撃は敵の100の攻撃を未然に防ぐ」と言いますが、企業活動でもこれは同じです。スピードが早くなればなるほど成功の確率は高まります。
先手必勝。後手にまわらないこと。勇気を持って一歩踏み出せば、新しいアイデア、新しいチャンスが生まれます。
其の2
メーカーの命はブランドである
市場が伸びていない中で、強力な競合他社と大競争をしていくには、個々の事業分野で、№1ブランドになることが重要です。そうならなければ生き残れません。
言い換えると、これからの時代、メーカーの命はブランドだということです。
No1ブランドをつくることは簡単なことではありません。しかし、№1ブランドをつくることは、必然的に選択しなければならない、生き残るための絶対的な条件であり、目標なのです。
公益社団法人 日本マーケティング協会
会長 藤重貞慶