巻頭言
グローバル化・労働人口の高齢化などの労働環境の変化、生成AIなどのデジタル技術活用によるビジネスモデル改革、オフィスとリモートのハイブリッド型、定年制度の変化、副業や兼業の推奨など働き方改革の流れが加速している。
日系企業での働き方は、メンバーシップ型が主流であったところからJOB型の導入もすすみ、専門性を求められることも増えてきた。一つの会社で終身雇用されるスタイルから、個人のキャリアを築くことで会社を問わずに社会で長く活躍するスタイルに転換しつつある。
私はヘッドハンターの仕事をしているが、昨今会社から転職支援制度の話や兼業・副業を支援しセルフキャリアを進める話を受け、当惑し面談にくる人が増えている。一方、企業内では、業種や年齢、新卒や中途社員に関係なく、新事業へ関わることでダイナミックな働き方を実現している例が、いま増えてきている。
そこで、今回はJOB型を極め社会で活躍しているリーダーの働き方に注目して、新しいビジネスキャリアを築いている方々にインタビューした。年代は30代から40代で、会社の箱にとらわれることなく自身の専門性を磨き起業を成し遂げる方や、新事業のプロジェクトリーダーとして活躍するなど、現在進行形でビジネスの最前線を走っている方々だ。
これからの働き方やリーダー像について有意義な示唆を得たので、共有していきたい。
本誌編集委員 德田 治子
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