INTERVIEW


【新番組】1958年から続くマーケティングメディアが、生まれ変わる|ナビゲーター・為末大|MARKETING HORIZON EP.0

マーケティング情報誌「MARKETING HORIZON」は、2026年7月、価値創造の本質を伝える音声・動画メディアへとリニューアルしました。記念すべきエピソード0では、ナビゲーターの為末大さんとマーケティングサポーターの鈴木智子さんが、「MARKETING HORIZON」に込めた想いや、価値創造の本質を探る番組の狙いについて語ります。

「MARKETING HORIZON」の狙いとは?

為末 みなさんこんにちは、マーケティングホライズンへようこそ。ナビゲーターを務める為末大です。今日はエピソード0としてこれから一緒に番組をお届けしていく一橋ビジネススクールの鈴木智子先生とこの番組の狙いについてお話ししていきます。鈴木先生よろしくお願いします。

鈴木 初めましてよろしくお願いいたします。今日はありがとうございます。

為末 鈴木先生はマーケティングという領域を教えられているんですかね。

鈴木 ビジネススクールの方でマーケティング、それから消費者行動論、デザインシンキングなんかも教えています。

為末 マーケティングは何かみたいなのがよく分かってない…。それを今から教えてもらうということで。

鈴木 そうですね。このマーケティングホライズンでぜひ取り上げていきたいと思います。

為末 そしてですね、今まで無視してましたけど、この玉ねぎに目がついているということで、これが何かあれですかね。意味があるということですかね。

鈴木 こちらは、このマーケティングホライズンのために生まれてきたキャラクターくんたちで、OピNIONくんということになっています。

為末 なるほど、オニオンにピをつけてね。

マーケティングは「顧客価値の創造」

「マーケティング」という言葉から、多くの人は広告やプロモーションを思い浮かべるかもしれません。しかし、本番組が伝えたいのは、それだけではありません。鈴木さんは、「マーケティングは顧客価値の創造である」という考え方を軸に、番組全体を貫くテーマについて説明します。

為末 早速ではありますけど、世の中にいい商品なのに売れない。一般的に売れていてもなかなか長く愛されるブランドにならない、という悩みがたくさんあると思いますけども、マーケティングというと、どうしても私なんかは広告打つのかなとか、なんとなく道でキャンペーンやってみたいな。そういう感じに思えているんですけど、もう少し広いんですかね。どんな感じがマーケティングなんでしょうか?

鈴木 私たちはこの番組を通じて、マーケティングは顧客価値の創造ということをお伝えしたいと思っています。おっしゃってくださったように、マーケティングというと、広告だとか、キャンペーンだとか、そういうイメージが一般的にもたれがちだと思うんですけど、マーケティングとは単なる仕掛けや、プロモーションではなくてですね、やっぱり、よりもう少し大きなものなので、そこを皆さんに理解してもらえるといいなと思っています。

為末 なるほど。

鈴木 実は日本マーケティング協会も2024年にマーケティングの定義を新しくしてまして、そこでは「顧客や社会と一緒に価値を創造していく」こんな風にマーケティングを捉え直しています。

為末 それは、だいぶ大きな話になりますね。

鈴木 マーケティングは、大きい話なんです。

為末 じゃあ、みんなで一緒に新しい価値を生み出していきましょうということですね。


商品をどう売るかではなく、「誰にどんな価値を届けるのか」

「商品をどう売るか」ではなく、「誰にとってどのような意味を持つのか」。鈴木さんは、マーケティングを考えるうえで欠かせない視点として、「顧客価値」という考え方を挙げます。また、その考え方を実際のビジネスへどう落とし込むのかについても、議論が展開されます。

鈴木 やっぱりマーケティングで大事なのは、この商品をどう売るかではなくて、誰にとってどんな意味があるのか。その人の生活や気持ちをどう変えることができるのか。そこまで考えることがマーケティングの本質かなという風に思います。

為末 理論としては、それがマーケティングだという風に理解してもですね、実際にやっていくとこれ結構なかなか大変なところがあったりするもんですかね。

鈴木 まさにビジネスの現場でも、やっぱりそういうところがあると思うんですよね。教科書の理論は理解できるけれども、自分の会社だったり、自分の仕事だったりに落とし込もうとすると、どう当てはめればよいのか。ちょっと難しいなという方もいらっしゃると思うので、この番組ではそういったところも紐解いていければなとは思っています。

実践知を、マーケティングの視点から整理する

本番組では、さまざまな分野で価値創造に取り組むゲストを迎え、その実践や意思決定の背景を伺います。さらに、その内容をマーケティング理論の視点から整理することで、日々の仕事や実践につながるヒントをお届けします。

為末 悩みとかですね、どんな風に実際にいろいろ実践されてきたかというのをお話を聞きながら、実践知を掘り下げていきたいという風に思っていますね。

鈴木 はいそうですね。毎回、様々な領域でいろんな価値創造に取り組まれているゲストをお招きしますので、そういった方たちのお話がすごく参考になるのかなと思っています。前半では、その方たちの実践の背景にある想いですとか、それからどんな意思決定をされてきたのか、こういったことを伺いたいなと思っています。後半では私と為末さんでその実践を少しマーケティング理論の視点から構造化して、明日から使える知識としてお伝えしたいなと思います。

為末 聞いて終わりじゃなくて実際に、自分の現場でこれどうやってみようみたいな。こうやってやったらいいのかなって、ヒントがもらえるような番組にしていきたいなという感じですね。

鈴木 マーケティングはマーケティング部門だけのものではありません。会社で働くすべての人にとってマーケティングは意味があります。

為末 答えはいつも現場の中にある。この番組が、皆さんがその答えを見つけ、一歩を踏み出すためのきっかけになれば嬉しいです。

鈴木 ぜひ各エピソードを楽しみにしていただければと思います。

為末 それでは、マーケティングホライズンでお会いしましょう。